えじゃないか、えじゃないか。

主に映画と競馬についての内容を。 競馬については、大穴狙いの重賞、狙いレース配信。 映画については、外れの映画をうまく引き当てれるような 見方について書いていきます。

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僕とアムステルダムと蒼井優。

後悔先に立たずとは良く言ったものだ。

時々にわかには信じられない日本人に会う。良い意味でも、悪い意味でも。

自分は女の子とは比較的誰とでも気にせず話しますが、男性は年が同級生~下の場合は昔から、
自分より人間的にセンスがあると思う人としか付き合わないようにしています。
が、海外になるとこれが逆転し、極めて無口で口数の少ない本来の自分に近い場面に戻ります。


ベルギーの宿での話しですが、宿で締め切りの迫った仕事をしていました。

するといきなり「長いんですか??」と主語・述語が欠落した阿呆まる出しの顔をした関西人の男が
話しかけてきた。「仕事が忙しくて、あなたと話す意志はございません。」といった雰囲気を
できる限り出したのだが、一向に通じず「5日で4都市を廻ってきた。1年の長期旅行だ」などと全く興味がない
話しを続け一向に辞める気配がない。

すると、別の宿からその男の友人らしきグ5人グループが押し寄せてきて宿の公共の調理場、
またスペースを独占。挙句の果てには数少ないコンセントまで使い始めた。
彼らの主張は宿にキッチンがなく、金がないので来たという他の宿泊客からすれば極めて迷惑な理由でした。
(後で考えてみると、日本代表戦があったのでヨーロッパ中から日本人が集まってたみたいです)

「それはマナー違反やセキュリティの問題で止めたほうが良い」ということを(同じ民族として恥ずかしいから辞めて欲しい)
阿呆グループに力説したが
「バレなきゃ大丈夫でしょ??」といった軽いノリを返してきた。
しばらくすると宿のオーナーが来て当然のように大激怒。日本人グループはフランス語はおろか、
英語も全く喋れないようで、ひたすら「ソーリー」と繰り返すのみ。

仕方がないので自分が仲介に入り、事態は収まったのですがオーナーから「お前の友人か??」
とあらぬ疑いをかけられたので、グループが英語がわからないことをいいことにオーナーの目の前で悪口を言いまくり
「友達なはずがないが、日本人として恥ずかしく思ったので、代わりに謝ります。」
と言って喫煙所に向かった。

何とも切ない気分で1人外で煙草を吸っていると、韓国人と勘違いしていた蒼井優似で少し眉をはっきりさせた色素の薄い
雰囲気のある美女(以下蒼井優)が隣に来て
「一部始終見てましたよ。さっきはカッコ良かったですよ。」と男なら一度は言われてみたい映画のような台詞を頂戴した。
捨てる神あれば拾う神ありとはこのことか。

話しを聞いていくと、自分がいつも東京に行く際に宿泊する川崎市の出身の23歳で、芸術に明るく
「行動力のない自分を動かすために海外に行くようにしている。」と大変興のある理由で旅行をしているようだ。
そこから先は久しぶりの楽しい時間で、ビールを何杯飲んだのか覚えていない。
次に自分と同じアムステルダムに向かうと言うことでFBの連絡先でも聞いておくほうが良いかと思ったが、
「FBとかやってますか??」という言う会話が滑稽なものに思えて、どの面を下げて聞けるものかと思い直し、
クールな男としては何も言わずにこのまま去るべきだと判断した。

だが、偶然とは重なるものです。
アムステルダムに到着後、ATMでキャッシングを試みた際、自分のメインのクレジットカードが機械の中に吸い込まれたまま、
出てこなくなった。銀行の職員に尋ねると「今日はもうどうにもできない。」と言われ、躍起になってもう一枚のカードを
挿入。ATMの中には、クレジットカード2枚。考えれれる上で最悪の事態が発生した。

宿に泊まるにも、金がなく、WIFIを使うにも金がない状況。気温3度くらいの外で絶望的な心持ちで、1時間途方に暮れていると
偶然蒼井優が通りかかり、事情を説明すると200ユーロを貸してくれ、更に
「別に返さなくてもいいですよ。また東京に来た時にでも、何かの形で返して下さい。」
と言い、ネイテイブ並の語学力で、カフェでスカイプで2枚のカードの停止作業を手伝ってくれるという、東京物語の原節子ばりの
良い人で泣きそうになりました。お金はすぐにネットバンキングで返却。
(自分のカードが1枚外資のためアメリカに電話する必要がありました。)

聞けば明日の昼のフライトでロンドンに行くとのこと。顔は必死に平常心を保ちつつ、心の中はの世界。すると蒼井優
「明日ゴッホ美術館に行きませんか?待ち合わせではなくて、偶然会うってシチュエーションて面白くないですか??」
顔を必死に平常心を保ちつつ、心の中はゴッホのひまわり。始めて原稿料をもらった際の5倍以上の喜びを噛み締めた。
追い風として、ゴッホとダリは人並み以上の知識がある。
年下の女の子に振り回されるとは男冥利に尽きる、などとワケのわからないことを考えながら、明日は朝イチで並ぼう、と誓い宿に到着。


だが、結果から言うとゴッホ美術館には行かなかった。正確に言うと行けなかった。

宿に到着すると、同室にスリナム人、イスラエル人、ベルギー人、スペイン人女性。
聞けばカンナビスカップの時期に合わせて、年に1度集まっているメンバーのようだ。
見た目からその道を極めたモノの雰囲気が醸しだされている。
時間はすでに12時。確実に寝とかないといけない。

甘い誘いにのってはいけない、が同時にここで日本人の評価を下げるわけにもいかない。
ベルギーでの出来事が矛盾に終わる。それがどんな道であれ極めたモノには最大限の経緯を払うのが自分のポリシー。

翌日目が醒めると、3時でした。人間切り替えが大切で、ここで中途半端なことをすると蒼井優に顔向けできない。
6日間、5人でアムスのコーヒーショップ20件を周遊、ちゃっかりカンナビスカップにも参加してきました。


ブラジルで日系ブラジル人の70歳を超える女性に話しを聞かせていただいている際のことだ。
「もう日本にいた時のことはほとんど覚えていないが、小津さんの東京物語を見ると
 自分が日本人であるということを思い出させてくれる。同時に今の日本がどうなっているのかな、とあれこれ想像するんです。」


この言葉を聞いた後、一緒に東京物語を鑑賞し不覚にも人前で涙してしまった。
ちなみに僕自身は、個性は重要でないと思うし、普段生活する中では必要ないと思っている。
だが、もし仮に個性を求めるとすれば、それは原節子の振る舞いが日本人の持つ最大の個性の形だと思う。
極めて個人的な意見だが、”意識した”外見や髪型、服装での個性ほど薄いものはない。
今回ヨーロッパを廻って良くわかった。意識するか、しないかは重要だがそこにエネルギーを
使っている分だけ、相対的なレベルは下がる。ヨーロッパの全域でも、そんなオシャレをしている人はごく僅かのように感じる。


ブラジルで日系人の方30人ほどに話しを聞けたことは、毎日適当なことを言い酒を飲みヘラヘラして生きていければいいかな、
と思っていた自分にとって、他には何も望まないレベルで頑張ろうか、と思うようになったキッカケである。

その後、好きなスポーツ、ビジネス誌、映画や連載を含め、レベルの高低は差し置いてある程度自分の望む仕事ができるようになった。
昔なら恥ずかしげもなくバカの1つ覚えのようにイチイチ〇〇で出しました、と書いていたと思うが今のレベルなら、まだ先でもいいかな。
問題はここまで長々と書き連ねた内容が全くなく、ベルギーで自分を苛つかせた内容と類似している点。


同時に、変にカッコをつけて本当にしたいことの逆ばかりしてしまうこの性格だけは本当に中学時代から全く変わらずいただけない。
今の時代だからこそ、日本人が1番持っておくべき個性を蒼井優に感じました。
変わるべきもの、変わらないでいるべきもの、その見極めはまだまだできそうにありません。














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  1. 2013/11/29(金) 10:18:23|
  2. 旅行
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